【創業33年漢方専門薬局】不妊症や様々な病気を東洋医学的観点から根本的解決へと導きます

妊娠動揺の考え方

<主訴>
胎動不安胎漏傾向で子宮口が開き子宮をくくる手術をする。
◆手術後の抗生物質服用後の胃が調子が悪く(胃重感)口角炎ができる

<愁訴>
便秘気味/歩くと下腹部の張りと動悸が強く、上気してのち頭痛(こめかみ)を生じる/口の粘り/口渇あり/寝付きが悪く睡眠が浅い/下腹部の腹満の薬を服用すると動悸がする/経前痛(腰重・胸の張り)や血塊が多かった

<舌診>
舌縁の有淤点(黯色)で淤血舌暗紅で浅裂紋で舌薄苔少で陰虚

<脈診>
右弦滑数 左弦細尺按而滑数 脈弦細数

<舌診>
舌暗紅無苔裂紋

腎陰不足のため、衝・任脈の固摂機能失調で、脈細数の陰虚のため、上方を栄養することができないので、上気頭痛及び心悸を生じ、
虚火による口乾や口角炎を生じている状況と思われます。
また脈弦で肝熱があり、陰液を消耗しやすく、舌暗?やや深紅で血熱から下腹部満や便秘が見られ、ややもすると脈数で血熱妄行して出血しやすい状況と思われますので、七情に気をつけ、心穏やかににして、労働は慎むべきと思われ注意を促す。

<治方>
滋陰補腎 清熱固衝安胎 ㊟肝性喜条達で肝気鬱しやすいので、脈弦から滋膩太過になると壅塞して気機通暢を妨げるので、
また涼血しすぎると元来淤血体質なので、渋斂して留瘀を作りやすいので気をつける。