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尋常性乾癬症の考え方

<主訴> 尋常性乾癬症 ◆全身広汎で銀屑で紅皮で苔状隆起 ◆掻痒感あり <愁訴> 口乾・口渇が強い微熱 夕方より身熱不揚で悪風寒を感じる(本人は冷える) 小便が水分を取るわりに少ない 階段昇降時のふらつき易疲労で食欲が進まず <脈診> 右沈滑有力(動搏数) 左沈実(動数) 脈動数は跳動して傷寒論の「厥厥動揺」で関上に豆大で亀が頭尾を萎縮した短実の脈で有力で沸騰したビーカーのボコボコした感で竜火上炎して驚悸を伴いやすい <舌診> やや皺舌淡紅中央苔化黄やや膩 <腹診> 特記なし 【金匱要略・瘧病脈証3・4条】「師曰、陰気孤絶、陽気獨発、則熱而少気煩寃、手足熱而欲嘔、名曰単瘧。若但熱不寒者、邪気内藏於心、外舎分肉之間、令人消礫脱肉。」 「温瘧者、其脈如平、身無寒但熱、骨節疼煩、時嘔、白虎加桂枝湯」 【傷寒論・厥陰病350条】「傷寒脈滑而厥、裏有熱、白虎湯主之」白虎湯も熱厥で気分の鬱熱で衛気が遏鬱されると厥(冷え)を感じる 【温病条弁・上焦・風温・温熱・温毒・冬温16条】「太陰温病、不可発汗。?発斑者、化斑湯」化斑湯→白虎湯加玄参・犀角 口渇(気分熱)口乾(陰虚熱)があり、全身肌肉に鬱斑していることから、胃は十二経の海で邪熱気分の胃経近位にあり、外は肌腠で内は肝胆で上は心肺で下は小腸膀胱で熱爍されて皮膚に隠隠と隠れて元来暑気に腠理外達すべきが、暑温の邪を隠して秋冬に内閉して、今回温泉によって浮熱暴発して出てきてものと考える。 清気涼血化斑(清肝胃辛涼心肺)での対応を考える