【創業33年漢方専門薬局】不妊症や様々な病気を東洋医学的観点から根本的解決へと導きます

食欲不振の考え方 第一題 ~発熱下痢後の味覚障害と食欲不振~

<主訴> 何を食べてもすぐ便意が起こり下痢する <現況> 嘔吐下痢を生じ、アミラーゼ数値が短期に高数値を生じる 微熱が取れず、点滴を受けて10日ほどで解熱する。 体重が4kg減少。 <愁訴> ◆味覚がなくなり、梅干を食べても酸っぱく感じない ◆食欲不振 ◆口渇あり ◆夜に軽い耳鳴りと咳がでる <舌診> 偏紅 舌面やや鏡面萎縮して陰傷(脱水)が強い <腹診> 腹肌が萎えて上脘~中脘の抵抗動悸が強い <脈診> 表渋やや数 <弁証> 気陰両傷で 脾陰伏熱による泄瀉と味覚障害 エキスでは啓脾湯、滋陰至宝湯 で下痢はすぐ止まり、味覚回復して食欲がもどる。