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四肢厥冷と腋臭の考え方

<主訴> レイノー症候群 ◆四肢厥冷 ◆腋臭を気にしている(汗は上半身にかく) <愁訴> 帯下が多い/目眩を生じやすい/口の粘り/口渇が強い/便はコロコロして硬く出にくいことが多い <腹診> 心下痞硬で板状 腹部太陰脾経絡が突っ張っている 中脘鬱塞で水飲あり <舌診> 粘白苔 舌先充血も舌色淡泊  脈沈滑やや弦でやや数(左右) 帯下が多く白帯で粘稠で腥臭ありから痰湿症で 心下が水飲でパンパンに張って折り、水飲による四肢への相火交流不利による四肢厥冷と思われ 厥陰病の茯苓甘草湯に近いですが口渇目眩があることから、むしろ「胃反、吐而渇、欲飲水者」の茯苓沢瀉湯で、 さらに「心下堅大如盤、辺如旋盤、水飲所作」で枳実白朮湯で心下の水飲を除けないゆえに、 胃陽が四肢に伸び切れず、濁飲が頭部清陽を犯し目眩し、濁飲が下流できず、心下痞によって上半身汗が多く、 陽明太陰昇降不利で腹部脾胃肌肉は緊張し、便が堅くコロコロとなっていると思われます。 まず水飲を除くことが重要。果物生物の摂取を禁ずる。