近頃よく体がだるい、眠たいなどの声をよく聞きます。
4月~5月は新しい環境に置かれたり、何かと慌ただしくバダバタとしてしまい自分が思っている以上に心身ともに気を消耗してしまっているのかもしれません。
〝気〝とは体温調節から始まり内臓を正常に働かせてくれたり、要らないものが外から侵入するのも防ぐ免疫力だったり、目には見えないけれど私たちの体を守ってくれている大切なものなのです。
そんな 気 が不足すると起こりやすい不調とは?
・風邪、胃腸炎、インフルエンザなどの感染症にかかる。
・外気温の変動についていけず、疲れやすくなる。
・胃腸の調子を崩しやすくなる。
・日中の眠気が強く、だるい。
・やる気がおこらない。
・女性の方であれば不正出血など。
こういう不調は自分の弱いところに出てくるので症状は人によって様々です。
どうでしょう? 心当たりの症状はありませんでしたか?
土用とは年に四回あり、次の季節に移り変わる四立(立夏、立秋、立冬、立春)の直前約18日間の期間の事です。
まさに季節の変わり目!ですね。
土用の時期に傷めやすい臓器は 脾 と言って胃腸系を指します。
胃腸は消化吸収した栄養をカラダ全体に運び分ける大事な臓器です。
気 を作り出し、全身に巡らせるためにも必要な臓器です。
この土用の期間に胃腸をいたわり、気を増し補う事が次の季節にスムーズに不調なく移り変われるキーポイントと言えるのです!!
急に暖かくなり冷たい飲食増えていませんか?
いつも以上に自分自身を大切に扱い、何をするにも丁寧にすることを心がけてお過ごしください。
薬剤師 堀越歩美