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肝硬変と腹水の考え方

<主訴> 肝硬変による腹水(低アルブミン) 両膝半月板障害 <舌診> 舌色暗紅舌 淡黒色瘀斑で肝絡瘀滞が久しく死血踞住で新血不能安行 苔黄而慥渋で湿熱邪已入血分 舌裏静脈怒張拡張で紫黯血包多数あり <腹診> 臍中心に凸して腹満緊張で鼓音一部静脈瘤が浮く 側腹部は濁音 心下巨闕穴圧痛 <脈診> 右微浮弦滑で挟痰 沈取して渋細で湿滞血結 左浮弦渋細 沈取而渋で陰虚化燥で血絡梗塞 <弁証> 瘀血内著で壅遏絡道で積聚(肝著)を生じており、新血不能安行で、妄走して出血しやすい状況と思われる。 心下の巨闕圧痛で食道静脈瘤破裂(十二指腸及び、血管欠損で出血しやすい)など注意。 肝絡梗塞及び絡脈絀急で急迫的症状を起こしやすい。 特に宿食などに誘発されやすいので、夜間遅くの食事や朝方の冷え込みに注意を促す。 鯉魚赤小豆湯( 鯉の肉300g 赤小豆30g 大腹皮10g)を煎じて 服用して翌日腹水が減少。