【創業33年漢方専門薬局】不妊症や様々な病気を東洋医学的観点から根本的解決へと導きます

阿膠の 不妊 美肌 母乳不足の一考察

漢方医学では、多くは薬草に代表されるように、草根木皮が中心であるが、葉天士の臨床医案では、「血肉有条」として動物性の素材を用いて、精血を失った腎虚(老化)に対して動物生薬をいろいろと用いている。そのひとつとしてよく用いられるのは、阿膠である。阿膠は元来、労働に強いロバのニカワを用いる。
阿膠 は神皇本草経では、気平味甘で「心腹内崩勞極、酒酒如瘧状、腰腹痛四肢酸疼、女子下血、安胎、久服軽身益気」とされ、
安胎(妊娠維持) 女子下血など流産予防や、疲労の極まりから、生理がだらだら続いたり、血尿がでたり、足腰の痛みに良いとされる。

阿膠をもちいると、子宮内膜が厚くなり生理量が増えたり、化粧のりが良くなり、肌が潤うと良く患者さんが話される。
子宮の肌が良くなれば、当たり前だが、表の肌も良くなる。
内の女子従業員の多くが、ロバの膠、くさ亀の膠、鹿角の膠の入った錠剤を、むさぼるように飲んで、肌の弾力性を自慢したいために肌を押さえて自慢している。

また母乳不足にも有効でこれは自分の娘にも実証済みだ。
妊娠中の女性の肌は一番一生で綺麗であるのは、生理で血を洩らさない状況だからで、アトピーの患者でも、妊娠中が肌が潤っている。

また「内崩」は血尿蛋白尿だけでなく、腰椎ヘルニヤのプロテオグリカンを含んだ軟骨の脱出だが、これらの束ねている線維輪の亀裂から生じるが、これらの線維輪の亀裂は古くなったタイヤと同じで、皮が中から物が抜けない(脱出)しないようにしているのと同じで、この阿膠がその働きを助けることは十分に想像できる。