ベーチェット病の考え方

57歳男性

<主訴>
ベーチェット病
◆平成○○年より右目の異物感で受診
◆検査一年後にベーチェット病と認定される
◆○○医大で膠原病科と眼科  シクロポリスン(免疫抑制剤)を服用中も視力低下が著しい
◆ベーチェットの特徴の眼に炎症像が見られず視力が低下するので原因素因がわからない状況で治療方法が固まっていない
◆右目視力低下が進みほとんど見えにくい  左目は視力補強して0.8~0.3

タバコ 一年前まで80本を30年近く吸っていた 現在20本
◆以前より頭痛(血管痛)あり 後頭部痛で鎮痛剤をよく服用していた
◆高血圧症(降圧剤服用中)  糖尿病(軽度) 高コレステロール症

<愁訴>
口乾が強く水分摂取多い/口の粘り/口内炎ができやすい/手掌熱感あり/リンパが腫れやすい/現在臀部に芯のある赤い湿疹ができる/右目白内障あり/後頚部重

<舌診>
紫やや深  舌裏静脈が黒く鬱血

<脈診>
右 渋やや搏  左関独浮 浮渋やや大

<望診>
赤銅で 耳後黯赤鬱血斑あり

<弁証>
舌紫も絳色が強く出ていないので 営血分に邪熱搏動した色合いでなく 紫で瘀血を中心にした色合である。
ただ温燥性質の煙草を一日80本吸っていたこと
脈が渋で陰虚化燥して左関浮渋やや大で陰虚伏熱して経から絡脈の血流調整(末梢血流を調整)する 肝が絡鬱で、左関脈が浮渋大からも絡脈疏通抵抗負荷がかかっていて
耳後の黯赤鬱血斑や強い頭痛もちからも肝竅の眼窩に網膜に負荷がかかっていると想像する。

舌色絳ではないので邪熱(伏邪)が営血と搏動熱盛した清営瀉火する膠病的様相をあまり感じられず。
現況は化瘀解毒する及び肝絡を通絡するを中心に考える。
さらに肝陰虚が本体にあり甘酸の属で風陽上升から竅絡阻塞の急動を生じないように
肝木の性の剛と主動主升を腎水で柔肝するため副方に六味丸で対応。主方は柔膈平肝。

 

関連記事

  1. 強度の痛みを伴う線維筋痛症の痛みが消失した例

  2. 骨髓異形成症候群の検査数値が改善した例

  3. 更年期障害の考え方 一題目

  4. 不眠症の考え方 二題目

  5. 脳梗塞後の頭痛と頚椎ヘルニアの考え方

  6. 一カ月で消失した尋常性乾癬症の例

PAGE TOP