【創業33年漢方専門薬局】不妊症や様々な病気を東洋医学的観点から根本的解決へと導きます

痺れの考え方

<主訴> 左手のしびれ <愁訴> 二週間前より風邪をひいてから身体がすっきりしない/鼻水痰が出る/体が熱く感じる/扁桃腺が腫れる/口内炎/疲れるとしゃべれない/皮膚が痒い/胃が重く腹が張る/便秘/ガスがでやすい/残便感 <脈診> 右寸がやや浮渋で上燥主気で外感燥気に当てられている 他は濡に近い滑脈で湿帯の脈証左沈濡で沈取すると渋で湿滞血結と久病で血虚精極 <舌診> 舌は胖嫩で歯痕があり、灰白膩苔満布舌先は紅点充血淤点混在 <腹診> 心下痞硬し臍周囲の圧痛点多数 <弁証> 元来寒湿型の体質に風邪(風寒)にあてられ、寒邪は湿滞を助長し、風邪は相火を煽り湿伏されて、籠っているいる身熱と思われる 湿帯伏火の状況で口内炎、扁桃腺腫れの状況となっている 左手のしびれも、一部湿滞からの痰で経絡阻滞してリンパの流れが悪いからと思われる 漢方的には「風暑寒湿、雑感混肴、気不主宣、咳嗽頭脹、不飢舌白、肢体若廃」の杏仁薏苡仁湯とあたりと思われる